設立の趣意
デジタル化、ネットワーク化のインフラはすでに成熟しているといえるでしょう。これに伴い、コンテンツのデジタルネットワークによる利用の促進が重要な政策課題として議論されるところとなっています。
知財戦略本部の「知的財産推進計画2008」においても、デジタル・ネット時代に対応した知財制度の整備が急務とされており、この要請に沿った検討が進められているところです。
デジタルネットワークによるコンテンツの利用のあるべき状況を達成するためには、著作権制度を根本から見直すことが必要であるとの意見も見られるところとなっています。
もとより、デジタルネットワークによるコンテンツの利用によって、文化が発展し、コンテンツビジネスが拡大し、クリエータ、ビジネス、ユーザがいずれもい最大の恩恵を受けられるようにすることが重要であるとの問題意識は享有されるべきものであり、創作と利用の全体を見渡した制度設計が志向されなければなりません。コンテンツの創作と流通は車の両輪であり、その双方の発展が図られるべきです。
そのための法制度の検討には、コンテンツの創作者、著作権関連ビジネス、ネットワーク関連ビジネスの企業法務担当者、著作権制度を研究する者、関連法務に携わる弁護士の英知を結集することが不可欠です。著作権制度についての見識と実務に関する知見に基づいて、コンテンツの創作と流通の発展を達成するための実効的な法制度を検討し、提言することは、関係者の責務と言うべきです。
そこでここに、ネットワーク流通と著作権制度協議会を設立することと致しました。課題への対応は急務です。集中して検討を行い、迅速に提言をまとめて公表します。(このwebサイトでも公表していく予定です)